Naoko Tochibayashi

Communications Lead, Japan, World Economic Forum

Últimos Artículos

Arte y Cultura

企業美術館が寄与する、文化的な社会構築の促進

「文化は,人間として生きていく上で基本に関わるものであり,一国にとってそのよって立つ最も重要な存立基盤の一つである」。この一文から始まる、文化庁の「21世紀に向けた美術館の在り方について」の発表から3年が経過しました。同方針では、日本社会において「物の豊さよりも心の豊かさを志向する機運」が高まり、「美術を鑑賞や創作の対象とする者の割合が増加」していると述べ、美術館を「心の...

11 dic 2025

日本における、障がい者雇用を通じたインクルーシブな労働力の構築

働くことは、社会や経済への貢献にとどまらず、個人にとって経済的自立を可能にし、社会参加を実現する重要な手段です。国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「包摂的かつ持続可能な経済成長、ならびにすべての人々の完全かつ生産的雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)」は、こうした理念を明確に示しています。重要なのは、この目標が障がいの有無にかかわらず、すべ...

11 dic 2025
Bienestar y Salud Mental

男性更年期の認知向上により、健康で包摂的かつ持続可能な社会へ

どれほど健康であっても、ホルモンの変化は心身の健康やウェルビーイングに大きな影響を及ぼします。特に中年期には、生活の質や生産性、さらには経済面にも深刻な負荷をもたらす可能性があります。こうした影響は高齢化が進む社会において一段と顕著となり、個人レベルの問題にとどまらず、社会全体の持続可能性にも関わる重要な課題として認識されつつあります。

03 dic 2025
Transformación Urbana

よりスマートかつレジリエントな交通に向けた日本の取り組み

人口動態の変化は、社会インフラの維持に大きな影響を与えます。過疎化と高齢化が進む日本では、人手不足により地域の交通サービス維持が深刻な課題となっています。その一例が、駅やバス停が一定距離以内に存在しない「交通空白」です。ある調査では、居住地から500メートル以内に駅、300メートル以内にバス停がない住民は人口の20.7%に達しています。中にはタクシー事業者が撤退した地域も...

19 nov 2025
Naturaleza y Biodiversidad

官民の連携で実現する、ネイチャーポジティブな未来

健全な生態系の保全は、持続可能な経済の基盤です。2025年9月に公表された報告によると、生態系の劣化により、世界では年間最大4,300億ドルの経済損失が生じる可能性があります。この影響は5年間で2兆1,500億ドルに達し、食品生産や消費財小売業、林業、鉱業など8つの主要セクターに及びます。この推計は、世界銀行が2021年に報告した「2030年までに世界のGDPが年間2.7...

30 oct 2025
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